加憲が最悪な理由

 安倍くんが唐突に言い出した、9条加憲案は

 最悪なのでやめたほうがいい。

 そもそも、9条反対論の根本は、日本国が軍隊を認めるかどうかの話です。

 軍隊を認めない9条があるかぎり、自衛隊は軍隊じゃないという建前がある。

 この 「自衛隊は軍隊じゃない」 という縛りこそ、現実に支障をきたしている。

 例えば、『勲章』

 一般的な軍隊の将官さんたちは、キラキラ勲章をつけてパーティなんかに出席します。

 それが正装だから。

 

 しかし、自衛官に勲章は与えられない。

 軍隊じゃないからだそうです。

 そういう理由で勲章をつけていない自衛隊将官の不自然さを、

 国際的なパーティで説明して回るわけだけど、

 無意味な恥さらしだよね。

 

 もっと具体的に困るのは、装備の面です。

 軍隊じゃないという想定で装備を選定し、数も設定しているので、

 「現実に戦争が起きるのは、想定外です」

 本当に、「戦うために必要な装備」は揃ってないし、足りないんです。

 そもそも実弾を撃ったら、空薬莢を全て拾う軍隊なんか、ありえないしね。

 究極の問題は、そういう現実の事情を 自民党の政治家さんたちが、認識していないことです。

 彼らの頭の中の自衛隊は、旧日本軍を最新鋭装備で固めた軍隊なんですけど、

 現実の自衛隊は、戦争なんか想定外の災害救助隊です。

 このギャップが怖い。

 仮に、安倍くんの「9条加憲」で、自衛隊を明記したところで、

 自衛隊が軍隊なのか、そうっじゃないのかの問題は解決しない。

 彼らは1項、2項を無視するつもりだろうけど、矛盾を矛盾で上書きしてもだめだ。

 日本の軍隊を海外で戦争させたいのなら、正面きって9条を全面改正しないと、

 自衛隊さんの立場のままじゃ、絶対にだめ。

 姑息な方向に進み始めた安倍くんは、ネウヨからも見捨てられる。

■自民改憲案、秋提出見送りへ=安倍首相、支持回復を優先

(時事通信社 - 08月05日 15:01)

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